あなたもなれる!?ワンピやハンタみたいな懸賞金首ハンター
賞金首ハンターに憧れた方はいませんか。
ファイナルファンタジーやアークザラッド、ワンピースやハンター×ハンターなど、今も昔も賞金首やハンターが登場する作品は数多くあります。
アメリカでは、賞金稼ぎを行うことが職業として成立していて「バウンティハンター」と呼ばれているようです。
自分もバウンティハンターになりたい!
日本でも、指名手配犯に関する情報提供者に報奨金を支払う制度があります。
あなたも警察署の前などで、懸賞金のポスターを見たことがあるかもしれません。
この懸賞金、税金でまかなっている「捜査特別報奨金」と、遺族などによる「私的懸賞金」の2つがあります。
特別捜査報酬金は平成19年に始まりました。
殺人、強盗などの重大事件が対象で、原則300万円まで、その中で特に重大なものは1000万円。
この金額なら、うまいこと年に1人捕まえるだけで生活ができます。
「職業:バウンティハンター」と名乗ってもおかしくはありません。
更に便利なことに、今はネット上で指名手配犯の情報が公開されています。
「指名手配.jp」などのサイトを見れば、指名手配の内容は一目瞭然。
報奨金を狙いたい方は、まずはこのホームページなどを十分に確認し、指名手配犯の特徴を頭に叩き込みましょう。
どうやって探したらいいの?
こればっかりは運としか言いようがありません。
が、もしあなたがバウンティハンターの才能があれば、独自の何かによって指名手配犯を発見できるはずです。
公開されている情報やプロファイリング、ダウジングなどあらゆる手法を使って探してみてください。
見つけた!
指名手配犯を発見した場合はどうしたらいいでしょう。
俺はバウンティハンターだ!自分で捕まえるもんね!と思う方もいらっしゃるかもしれませんがやめてください。
日本では個人による逮捕が許されるのは「現行犯逮捕」に限られています。
要するに犯罪の現場で逮捕するならセーフですが、そうでないなら逮捕できません。
おとなしく警察に通報して下さい。
なお、暴行したり人を脅して情報を聞き出すなど、違法な行為を伴うと報奨金がもらえないことがあります。ご注意を。
通報したらそれでいいの?
警察に通報したからといって安心できません。
もしかしたら警察が既に察知していて、内偵中のこともあります。
こういったときはもらえる報奨金の額が少なくなります。
また、数人から通報があった時は情報の重要度によって山分けとなります。
例えば、千葉でリンゼイさんを殺害したとして現在収監されている市橋達也氏が逮捕された時は、報奨金を4人で山分けしたようです。
通報後は運を天に任せましょう。
賞金首ハンターは諦めました。他に何かないですか。
不法滞在者を通報し、その通報に基づいて強制退去令書が発付された場合、1000円以上5万円以下の報奨金をもらえるという制度があります(出入国管理及び難民認定法66条、62条第1項、同施行規則60条)。連絡先などはこちら。
なお、入管に確認したところ、運用上は、通報に基づいて大規模な摘発に至ったような場合について報奨金を支払っているようです。
なので1人とかではダメで、不法滞在者が多数寝起きしているマンションなどを通報するといったことが必要になります。
もちろん、この制度は不法滞在者と思われる外国人に関する情報を受け付けるためのものです。
適法に滞在している外国人に対する誹謗中傷を目的とした通報は許されません。